6cmDSSダイヤフラムスピーカ(その17)

70cm-9cm-dif2.jpg
 PMS-061の新エンクロージャも仮組みで音出しできる様になりました。サイズは21cm径x19cm長のボイド管、円筒エンクロージャ(バスレフ)です。(写真左上)

 以前作った11cm径x40cm長の円筒エンクロージャ(写真右上)と比較してみると、周波数特性はそれぞれ黒線と赤線の様になりました。(写真中、距離70cm軸上)

 以前のは円筒が長すぎたので内部での定在波に悩まされたので今回は短くしましたが、特性的にも丁度このサイズで良かったようです。

 特性上で見てもは今回の方が周波数特性のバランスがよく、全体にフラットに近くなりましたが、これはほぼバッフルの形状によるところが大きそうです。バッフルの影響をシミュレーションして差分を計算したのが下段のグラフで2kHz辺りを境に500Hz辺りまで数dB持ち上がり逆にそれ以上は5kHz辺りまで数dB下がると見込めますが、大体実際もそのような特性になっています。(5kHz以上は合いませんがバッフルの段付きのせい?)

 今回のスピーカは確かに周波数バランスが良くなったために、中低域が充実し硬さが抑えられて聞きやすくなっています。まあエンクロージャの強度など問題がまだありますが、PMS-061用の最終版エンクロージャとして使えそうです。

 ただ、実はまだバスレフポートに問題が残っていてこの辺を今調整中です。(@1.4kg)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック