私的金満アンプ(その3)

特性1.jpg
 今回は25CD6GBppアンプの諸特性です。

 出力    15Wx2(8Ω)
 利得    21dB (NF12dB)
 DF     4.8
 周波数特性 8~120kHz(1W-3dB)
 PowerBand 12~50kHz (8W1%)
 歪み率   約1%   (15W 1kHz)
 ノイズ   Rch 4.5mV
       Lch 2.7mV

 前段のCascomp回路で裸ゲインはもっと稼げるのですが、これ以上は流石に補償無しでは局部発振してしまいます。出力からみてこの位の方が使い易いと考えています。クリップは上下波形でほぼ同じで起きますの動作点はほぼ狙い通りですが、終段のバイアスは思ったより流れていません。
 周波数特性はトランスが良いのでかなり素直で高域まで良く伸びています。低域もコアに余裕ガあるので充分にパワーが入ります。
 ノイズはハムで電源系の電源系のコンデンサ容量がたりないからかも。小型にしたこともあってこの辺はもう少し詰めたい所です。

 音質は素直ですが、球アンプらしく低域の押し出しも良く、高域は切れの良さが加わる感じで、小型スピーカと相性が良いです。メインアンプのそっけないくらいなのはスピーカユニットの本来の良さを引き出しますが、球アンプはそれにアクセントを加えて個性的な活かし方でスピーカを助けるといった感じでしょうか。やはりこの辺は使い方といった所かと思います。

 今回は球アンプも久しぶりといった所で、色々トラブルもあり完成はで時間もかかりましたが何とかまとまってきたようです.


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